箱雑記ブログ

色々まとめています

『籠の城』追記

追記というか、思い出したことだけ。あと感想の文章がいつにも増して日本語ぼろぼろだったので修正しました。眠いときにテンションに任せて書いた結果があの体たらく・・・。


  • オープニング映像のシンプルさに、初めて見たときから打ち抜かれてました。台詞の抜き出しって、その台詞が持つ本当の意味とかを自然とぐるぐる考えてしまって、たまらないです。かっこよかった。あと、使われてたフォントが無性に好きで。あのフォントなんていうフォントなんだろう。知りたいなあ。
  • そういえば、オープニングとエンディング以外、本編でスクリーンが使われたのって、ウミネコ旅行記を読むくだりなんですよね。あそこもすごく印象的。
  • 初めて見たとき、第三舞台の『天使は瞳を閉じて』を思い出したのは私だけではないと思いたい。閉じられた空間とか、出て行こうとする意志とかそのあたり。『天使は瞳を閉じて』は最後に見たのがだいぶ昔のことなので、内容をはっきりとは思い出せないんですけど。多分結末も、あんなに明るいものではなかった気がするんですけど。
  • 家城さん演出だとどうしても使用される曲が、タイトルも分からないのに頭に残ってしまってあれ何の曲だろうーとなってしまんですが(今回はお友達がサカナクションを知っていたので教えてもらえてよかった)、DQの曲だけは分かった(笑)4の城の曲、4の塔の曲、4のエンディング曲、あと何があったか。3か4の洞窟の曲もあった気がしますがどうだったかな。などと考えて、学生時代のDQ好きっぷりを思い出して赤面です。DQというよりDQの曲が好きだったんです。1〜5まではサントラを持ってて、特にオーケストラの方を日々阿呆のようにリピートしてました。
  • 「強い思いによって、それがあたかも昔からあったかのように存在する」という設定で、一ヶ所もしかして、と思ったのが、ヤツガシラがウミネコに渡した腕時計のこと。みんながいくつも時計を持っているのはいいとして、あれって支給品なのかな、だったらなんでウミネコは1つしかもらえなかったのか、仕事で成果を出した籠側の人間には報酬として複数渡される仕組みなのか、でもあの世界で報酬なんて必要ないよなあ(点数が低かろうと高かろうと同じだけ働く人間に、何かを目標にして働くという概念はそもそも存在しない、というのが作中でも描かれている)、等々考えていたのですが、あの時計、仕事をしていくうちに籠側の人間が「時計がないと不便だから」生み出した、ということだったらどうかな、なんて考えました。だから、ヤツガシラが撃たれたときに、自分が死んだと思い込んだヤツガシラにとって、もはやその時計は必要ないものだから、ウミネコが貰ったあの時計も動きを止めたのか、と。
  • でも、そうしたら時計そのものの存在が消えてなくなるのが正解なのかな、とも思ったので、違うのかな。実際友達に話したときも、それはないんじゃないかという話になったので。考えてみたら、ウミネコが不便だと思ったらウミネコも勝手に時計を生み出すのかもしれないし。強く思わなかっただけ、とか言い訳はいくらでも思いつくけど、それもなんか違う気もする。世界観や設定の解釈については、私結構鈍感だなーと改めて思わされた次第です。周囲の人がみんなすごすぎた!
  • 監視のあれ。おはなちゃん、なめこちゃん、いいすぎたかおるさん*1、土地関係の仕事、本部長、あと何がありましたか。そしてこれを書き出すことにどれだけの意味があるのか、自分でも不明。
  • お友達の感想を読んで思い出したこと。ヤツガシラが城側の居住地に忍び込んだことを罰されようとする場面の、真ん中にヤツガシラ、それを取り囲む城側の人間の四人と、その四人がそれぞればらばらの表情をしているところ。引きで見たときにすごく見ごたえがあるというか、絵として迫力があるなあと思ったシーンでした。刑罰は見下した表情をしていて、伝達は神妙そう、評価はにこにこ顔で、監視はあまり興味なさそう。その真ん中で怯えて震えるヤツガシラ。いい絵だったなあ。

*1:トークライブで「あれはいいの?」と言われた田所先生が、「厳密にはなしだけども」と話しておられた(笑)