箱雑記ブログ

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カナリア単独ライブ 〜富士山のふもとでーす!(頂上みたいに言いました)〜

だいぶ前のことになってしまったので、本当にさっくり感想だけ。



若手単独祭りがあるたびに、毎回行こう行こうと思って平日だったりで予定が合わず涙を飲んでいたカナリア単独だったのですが、今回無事に見ることが出来ました。それだけでもう嬉しい(笑)


ネタは、漫才が最初と最後で2本、合間はコントと映像ネタをがっつり。普段のネタで垣間見れるカナリアのカラーを、単独ではぐっと濃度を上げて見せてくれました。すごく面白かった。
ネタのシチュエーションがバラエティに富んでいたのも好きだったけど、どんなネタでもカナリアらしい味を必ず噛み締めることが出来るところも好きでした。やって見せてくれるものは基本的にポップなもののはずなのに、どこかしら歪んだ世界に感じられるというズレの感じが面白い。メイド喫茶に突如として訪れるお祈りタイムとか、清純派アイドルのどぎつい歌とか(笑)
だからかもしれませんが、「喫茶ボストン」と「ラジオ『ミュージックボックス』」が大好きでした。特にラジオの方は、もう色んな意味でやられたやられた(笑)
安達さん扮する清純派アイドル涼風ランちゃんの異様に高い本物度合いとか、いわゆる女装というには流行を意識して完成度が高すぎるファッションとか(スソがバルーンになってる白のワンピース!)、それらを前提にしての凄まじい曲×3とか、それを目の前にしてのボンさんの素晴らしすぎる戸惑いぶりとか(笑)安達世界を存分に堪能!涼風ランちゃんの歌、本気でCDにならないものだろうか。これが人力舎なら確実にライブグッズとして終演後ロビーにて販売してるところですよ。なんたって3曲もあるんだから。
歌ネタが多かったなーという印象です。どれもかなり好きなネタでした。尾崎のシェリーを、「シェリー」の部分だけ全部「ボン」に変えてただただ歌い上げるだけのVTR(もはやPVですね)の力技ぶりもさることながら、歌の大サビになると客席の入り口から安達さんが歌いながら登場するという演出が楽しかった!最終的にボンさんが出てきてその歌を止めて、「誰が得する思てんねん!」「お前イタイな!」で暗転(笑)面白いわー。
金糸雀』は、ちょっとしたほんわかストーリーを土台にしたショートコント集で、そういう見せ方の簡単な工夫ぶりも嬉しい。あとショートコントがどれも粒ぞろいの面白さだったのが好き(笑)


VTRで好きだったのが「カナリアの『急にやめてみよう』」で、とにかくあらゆることを途中で急にやめるだけの映像なのですが、最高でした。自転車を急にやめるのとかたまらない。カラオケも相当好きでした。が、やっぱりトータル藤田さんに対するボンさんの愛想笑いを急にやめる様は他の追随を許さない面白さでした(笑)突如として無表情になるボンさんと、それを目の当たりにして呆然とする藤田さん(笑)
最後はお客さんが質問等を書いた事前アンケートを、お客さんが自らの手で丸めて舞台に投げつける、という形式。この形式はやってるんですか?(笑)


思っていたとおりの、カナリア独特の世界を堪能できて、満足です。次も行けたらいいな。